創業者からのメッセージ

すうぷ屋はより豊かで楽しい食の環境づくりをめざします。
｢飽食の時代」といわれる今日、レストラン業のあり方は細分化の極みに達し、お客さまの外食動機はすべて充足されたかにみえます。
けれども多くの人々は、華々しく脚光を浴びる外食チェーン群のハデな展開とは裏腹に、ある種の不満を感じ始めています。
それはメニューやサービスの画一性、従業員の事務的で無味乾燥な応対、品質の一定しない料理提供、マニュアル欠如によるサービス不在など基礎的な面に対する大きな不満です。そこに見えるのは人間らしさの欠如という大きな問題でした。
そこで私は’85年に渋谷に人間らしさの追求をコンセプトに置いた｢すうぷ屋」１号店を、プロジェクトの総力をあげてオープンさせました。しかも本来料理のサブ的な存在であるスープをメインディッシュに、飲むというより食べるすうぷという大胆メニューで登場させたのです。
料理、店舗、サービス、イベント、ＰＲすべての面で人間らしいものとは何かを追求し、表現することに努力を重ねました。その結果、より豊かで楽しい食の環境とは何かが徐々にではありますが見えてまいりました。
この成果をふまえてこれからも連日の盛況を支えて下さるお客さまと、私どものパートナーのためにも、明日に向ってすばらしいすうぷ屋を展開したいと思っています。

すうぷ屋　創業者　松本　虎一